ラブライブ!

放映開始前はアイマス劣化コピーかと思っていたが、
蓋を開けてみるとアイマスに匹敵する、いや、それ以上の良作となった。


話のテンポもよく、飽きずに見ることが出来たし、演出も細かい点に気が配られていて好感が持てた。
何より本作が秀でていたのは、それぞれのキャラクターの行動原理・理由が明確になっていて、
アニメでよくある「コイツ何考えてるのかワケワカンネ」状態には全くならなかったことである。
賛否はあるようだが、最後の、アイドルをやる理由が「廃校を回避するため」から「好きだから」へと変わったのも、その点をはっきりさせるために必要なことだったのだろう。


主要登場人物が9人もいて全13話であったため、普通はそれぞれのキャラが薄くなってしまうだろう。
しかし、この作品ではそんなことはなかった。これは、驚くべきことである。


最終話のライブ風景は、誰もいなかったファーストライブと対比されていて感動した。
正直、ラブライブ!がこんなに面白くなるとは思わなかった。びっくりだよ。
花田十輝も見直したし、京極尚彦監督がやる作品はぜひ次も見てみたい。


ただ、3Dのダンスシーンは2Dにはまだ馴染まないんだなぁ。キモい・・・
より一層の技術開発が必要なのかもしれない。