みなさん、お元気ですか?
私はかなり元気です。これから死ぬことになるかもしれませんが・・・


面白かったアニメメモ(自分用)

STAR DRIVER 輝きのタクト

まぁ、誰もが認める面白さ。面白かったよ。最後まで高いクオリティーだった。お疲れ様!五十嵐卓哉監督!

バクマン。

なんか、今のアニメ業界の良心が詰まっている作品だった。見ているとすごく元気がもらえた。これは確かにDVD売れないかもしれない。でも、昔ながらのNHKらしい素晴らしい作品だった(最近のNHK作品クオリティー低いんですけど・・・)。カサヰケンイチ監督、お疲れさまでした。

アスタロッテのおもちゃ

ちゃんとした良いアニメ。なぜBDDVDが売れていないのか、おじさんにはわからない。一昔前ならかなりヒットしていたような気がするのだが・・・最近、ロリやギャルゲアニメが逆に敬遠されている気がする。ロリやギャルゲアニメでも良作はあるよと主張したい。なんだか一昔前の反動がきてる感じがするんだけど・・・

星空へ架かる橋

作画がいいよ、作画が。大河原晴男さすがだよ大河原晴男。話もいいよ。雑破業の前の話のエピソードからトピックが最後に収束していく感じがオレは大好き。確かに、最終的になんで中津川初@中村繪里子に主人公が行くのかが、少し説得力不足だけど、1クールだし、仕方ないんじゃなかなぁ。それを差し引いても、おれは雑破業の脚本好きだよ。コレも同上で、もう少し評価されてもいいんじゃないかなぁ。

海がきこえる

最近18年前ぶりにテレビ放送されてたんだけど、18年前に見てたのねオレ。10歳だよ。山形放送で夕方見たのを覚えているよ。だけど、びっくりすることに「面白いこと」は覚えていたんだなぁ、モヤモヤはするんだけど。鮮明に記憶がある・・・はずだったんだけど、自分の中で「お風呂で寝る人」が「トイレで寝る人」に記憶が捏造されていて笑ってしまった。高知が舞台だったんだね。コレは覚えてなかったよ。確かに、未成年の飲酒シーンがバッチリあるし、他にも色々問題あるわけだけど、最初にあぁいう「お断り」入れておけばOKでしょ。素晴らしい、氷室冴子脚本を活かした(たぶんマンマだったらもっと生臭くなりそうだけど)、わびさびある作品だよ。

コクリコ坂から

オレは宮崎吾朗という人が監督やるのは納得いかないんだよ。だって、アニメ作ったことがない人がアニメ監督やるなんて、絶対うまくいくはずないんだ。だから、ゲド戦記を見たときには、そら見たことかと思ったね。さらに、その時には「時をかける少女」をやっていて、あの作品にはもはや魔法がかかっているとしか思えない魅力があって「時かけ」と比較して応援したよね。
でもね、今回の「コクリコ坂から」は良い映画か?悪い映画か?と言われたたら、絶対に「良い映画」なんだ。確かに、ラピュタや、ナウシカもののけ姫といった、歴代の素晴らしすぎるジブリアニメに比べたら力不足だよ。


でもねー、
(耳をすませば+ビューティフル・ドリーマー)÷2.15+時をかける少女×0.05的な面白さがあるんだわ。


オレは今までのジブリ作品にはない、新しい可能性さえ感じたよ。
最近の不甲斐ないジブリ作品は、「すごいよ!この動画すごいよ!だけど、話が意味不明だよ!残念だよ!深すぎるよ!捻りすぎたのかな!?」って感じだったんだけど、この作品は、まぁ、韓国ドラマみたいに真っ当な内容なんだよね。話が起承転結ちゃんとしてるよ。動画は「コレがジブリの作画ですたい!」的な派手さはないんだけどさ。だけど、ちゃんとキャベツが切れてるよ。これはオタクにとってビヒッとくるよね!地味な動画が本当にしっかり描いてあって、それが話を活き活きとさせているんだ。ヒロインの女の子は、ジブリ王道の芯のしっかりした女の子で見ていて安心。


要するに、だから、騙されたと思って是非「コクリコ坂から」を見てあげてほしんだよね。


オレは思うんだよ。最近の映画の評価は本当に真っ当になって、マスコミの利益関係なしに、「これはつまらないよ!これは面白いよ!」って言える時代が来た。だけど、ゲド戦記が酷すぎただけに、この「コクリコ坂から」は不当に低い評価をされていると思うんだよ。確かに、宮崎駿作品に比べたら地味だよ。だけど、高畑勲近藤喜文作品が好きな人、あとサプライズで押井初期作品好きな人にはたぶん気に入ってもらえると思う。


yahoo映画レビューでもたくさんいるんだよ。ゲド戦記が酷かったから「面白いはずがない」って言う気持ちもわかるけど、作品を見てちゃんと感想を書いてあげてよ。やっぱりその作品を見てからじゃないと批評ってしちゃいけないと思うよ。で、その批評を見て、見に行こうかどうか決めるわけでしょ。今は映画批評がマスコミに踊らされていない、まともなレベルになってきてネット批評の存在感が大きいから。


俺は、アニメオタクだし、たいていの作品は面白く見ることが出来てしまう。でも、この「コクリコ坂から」は普通の人が見てもそんなに悪い作品じゃないと思うんだ。だから、是非、「ジブリ作品を見るんだ!」っていうのではなくて、かるーい気持ちで見てあげて欲しい。実は、全く意図せずにこの作品を見て、このような感想を抱いたわけなんだけど、池袋の映画館で初日に見たにも関わらず、ガラガラでもう心配になってしまったわけなんだよね。だから、こういう拙い文章をシステム上地球上誰でも見られる状況にするわけだけど。このままいくとジブリが潰れてしまう・・・



この作品の出来を考えると、たぶん宮崎吾朗はただの傀儡だと思うんだ。アニメやってない人があんなに音楽の力を引き出せるわけないし、あんなに気の利いた演出が出来るわけがない。ただ、鈴木敏夫(おれが大嫌いな)に気づいて欲しいんだけど、オレのこの宮崎吾朗が傀儡説が正しいならば、それはこういった宮崎アニメブランドplus効果が終わって、今や宮崎ブランドminus効果(今までの反動で)が大半の世論になっているこの時代に、世襲制の象徴のような宮崎吾朗を仮初の監督に据えることに何の意味があるんだろうか?(あと、あのネタバレのテレビ宣伝やめろや!意味わかんねぇょ、あぶねーところだったよ)


まぁ、この「宮崎吾朗傀儡説」は俺の勝手な推測なので、もし本当に主導権をとってこの映画を作っていたとしたら、すごい天才だと思うよ(絵コンテちゃんと書いてる?)。高畑勲近藤喜文と同じレベルでジブリで片翼、いまや宮崎駿がモウロクしだしたから(オレはそれでもポニョ大好きだよ一般には受けてないけど)主翼になる人材だよ。


まぁ、どうでもいいけど「そんなに悪くないから、風評被害(これこそ本当の風評被害だと思うよ)に惑わされず、コクリコ坂から、見たげてよね」といいたいんだわ。



久々に長文書いたらしんどいなぁ。でもこの作品に関しては不当な扱いだよ本当に・・・というわけで、今、酔っぱらいがお送りしました。疲れたなぁ、お疲れさまでした。