コミケ行ってきました。

行ってきましたよ。初コミケ
いやーやはりとてもいい経験が出来ました。やはり何でも一度体験してみるのはいいことですね。
・・・しかし、しばらくはもう行かなくていいです・・・


331、黒い人、エロゲータワーには大変お世話になりました。
どうもありがとう!


以下記録。


金曜日夕方に東京にて三人と待ち合わせ。
ご飯を食べた後アニソンカラオケ。
エロゲータワー、社会人にも関わらず最近の曲をバリバリ歌い俺驚く。
林原めぐみの歌は相変わらずだなぁ、元気がでるなぁ。
セキレイはアニメは別に面白くも無いけど、曲はいいなぁ・・・と思ったら神前暁なんだ。
331のうちに泊まらせてもらい明日へ備える。就寝午前4時。


朝7時起床。バカみたいな快晴。りんかい線でビックサイトへ。
参加したのは俺とエロゲータワーのみ。
面白かったのは駅がアニメ一色になっていたこと。ゆりかもめの方もそうなんだろうけど、駅がまるごとアニメになっていたのにはお祭りらしくてテンション上がった。もう電車内がコミコミで大変なことに。おたく電車。みんな国際展示場前で一気に降りる。コミケは1日の動員数が10万人はあるそうで。なるほどねぇ。


コミケというのはビックサイトのあの逆三角形のなかで行われているのだと思っていたが、違うということが判明。勝手にあの中でやるものだと思っていたので驚いた。
炎天下の中2時間程度駐車場らしきところで並ぶ。飛んでいく飛行機が大きいなぁ。暑い。タオルを持っていかなかったら熱中症などになっていたかも。事前にみんなに「コミケはなめない方がいいですよ」と警告されていて良かった・・・ココは最近見た乃木坂春香の秘密の第6話「なつこみです・・・」と同じであった。
暇なので331からもらったジャンプを読む。大場つぐみ小畑健の新連載はおたく的にはとても面白かった。デスノートコンビということで一筋縄ではいかないんだろうし期待大。


11時ごろやっと列が動き出す。会場は東と西というのがありエロゲタワーによれば我々は東から入場したらしい。
会場はコンクリの「スゲー広いガレージ」といった感じのところであった。ドアもなくかなりの開放系だが、強力な冷房が効いているようで中は若干涼しくて助かった。しかし、我々の(正確にいえばエロゲタワー)の目当てのサークルの本を買うためには会場の外に並ばねばならなかった。有名サークルは列の整理のために壁際にあるというのは聞いたことがあったが、さらにすごくなるとシャッター前というのになるのか・・・会場の中には並んでいる間は入れないわけね。。。


しかし、そのサークルの列に並ぶのにも時間がかかった。それは我々の前に竹箒の本を買うために並ぶ「人の壁」が立ちふさがっていたからだ。竹箒というのは超有名サークルだそうだが僕は知らなかった。しかし、アニメには詳しいので月姫Fateのゲームを作った人関係のものと聞いてやっとその人気に納得した。そりゃ人気があるだろう。竹箒には本当にめちゃくちゃたくさんの人がならんでいて、その隣のサークルに並ぼうとしていた我々はその列の最後尾を見つけるのにもかなりの時間を要した。

やっとたどり着くと、そこにはまた我々と同じ本を買おうとしている人たちがたくさん並んでいた。しかし、みなさん4列になってちゃんと並んでいる。偉いなぁ。「最後尾」というパネルを前の人に渡されたので、みなさんに見えるように掲げた。なんだか面白かった。サークルの人の負担を減らすためにこういうことをお客さんがやるんだねぇ。
僕の後ろにも次々と人が並んでいったのでパネルを後ろを回した。この段階で竹箒の人の壁の影響もあり結構時間を食っていた。焦りだすエロゲータワー。「やばい!もしかしたら次の目当てのサークルの本がなくなってしまうかもしれません。申し訳ないのですが、ここの本、買っといてもらえませんか?」「えー?買うのはいいけど、オレ迷子にならない?電話とか通じないでしょ。人多すぎて。」「メールは比較的通じます。大丈夫です!」「まーならいいよ♪気をつけてな」「言われなくてもスタコラサッサだぜ!」


なじみのない状況下で一人。だまって並んでいればいいのだが、せっかくだし近くの人に話し掛けてみた。「あのー僕初めて参加するんですけど、いつもコミケはこんなに人が多いんですか?」無難だ。でも、話し掛けた人はとてもいい人で色々教えてくれた。かなりの頻度でコミケに参加している人らしい。雑談しているうちにサークルの人が大声で「サンゲンでーす!」と叫んでいた。
「サンゲンとはなんですか?」「一人三冊まで買えるということだよ」「なるほど三冊限定の略ですか」「そうそう。いやー、ここのサークルはしっかりしてるけどさ、ひどいところはゴゲンからいきなりイチゲンになったりするから困るんだよねー」「並んでいる客の数とまだある本の数が落ち着いて計算できない場合そうなるということですか?」「そうそう。そういうさばき方は経験が物をいうね」「ふむふむ」何についてもそうだが、通な人の話を聞くのはおもしろい。


あともうひとつ面白かったのが、ココから前の列の人はいよいよ本を買う机の前に行きますよ、という時にスタッフの人が「はい、手を挙げてー!」と言って客を誘導する。客がバラバラとついてこないように、割り込みが無いようにこうするんだと隣の通な人は教えてくれた。いい年をした男たち20人位がちゃんと手を挙げて道路を歩いている姿はとても異様で面白いものだった。
僕もついに本を買える机の前に移動する瞬間が来た。かれこれ並び始めてから40分が過ぎていた。スタッフの人が「はい、手を挙げてー」とお約束のように叫ぶ。僕も隣の通もみんなちゃんと手を挙げて机の前まで移動する。「みんなと手を挙げて歩くのは小学校の交通教室以来ですよ」隣の通に言ったつもりだったが、周りの数人が堪えきれないように笑っていた。みんないよいよ本が買えるというワクワク感でいっぱいになっているようだった。考えてみるとここにいる人達はみんな同じサークルが好きでそこの本を買うために一緒に並んでいるのだ。朝早く起きてギュウギュウ詰めの電車に乗って色々ところから集まってくるのだ。入場するまでに炎天下のなか2時間並び、さらに本を買うためにまた並んでいるのだ。全く知らない人達同士だったが、なんだか突然、すごい結束力のある集団のように思えてきた。


並ぶのは長いが買うのは一瞬だ。「シンカンイッサツクダサイ」。
エロゲータワーに教えてもらった言葉を呪文のように唱えると売り子のお姉さんが「800円になります!」と営業スマイルで答えた。このお姉さんは今日何回「800円になります!」と繰り返すのだろう。
隣の通の人に、いろいろ教えてくれてありがとうございました、とお礼を言った。彼は「最後になるけど、ジュース類は自動販売機で買っちゃダメだよ。入れたてで全然冷えてないんだ。時々売っている氷水に浸っているのが最高さ。それじゃがんばってね。これからどこのサークル回るか知らないけどさ」と言って全速力でどこかへ走り去った。


まだ続きそうですね。




恥ずかし記念撮影。東京駅にて。