XXXHOLiC #18 ホオズキ

お、おもしろい・・・
普段はあまりしまらないこの作品だけど、今回の話は構図もめちゃめちゃ凝ってるしアクションもカッコよく出来てるし、かなりの高水準だったなぁ。正直驚いたよ。もうカットの変え方から構図からすごく洗練されていて本当に「うまいなぁ」と感心させれた・・・


エンディングを見てみると水島努監督自ら絵コンテ・演出・脚本をやっていたようで納得の出来。
監督として力を発揮する人、自分でやって力を発揮する人、世の中にはイロイロいるんだね・・・
NHKで「のんのんばあとオレ」という実写+アニメ作品をやっていたんだけど、あれと似たような「日本」を感じる素晴らしい雰囲気のある話になっていた。うん、いいものを見せていただいた・・・
この人監督としては全然評価してないけど、自分でやる時はやっぱりすごいんだなぁ・・・本当に驚いた。


N・H・Kにようこそ! #8 中華街にようこそ!

あらあら、がんばってるね!
お金は無いのだろうけど、それをうまくカバーしてそれが露呈するのを防いでる。
原画に関しては魚眼レンズ的な構図を割りとうまく描けていて(これを違和感なくきちんと描くにはかなりのセンスと腕が必要)大変良い。動画も枚数はないけれども「リミテッドアニメ」の面白さを感じられる箇所がいくつかあった。
全体としてはそこまで良いレベルとは言えないけど、不器用なりにやりたいことをやっている感じがするな。前衛的といってもいいかもしれない。随所に小さいけどキラキラするものを感じる。話は原作に準拠していると記憶しているけど、それが嘘っぽくならないだけの力のある演出もなされている。


・・・やっぱりスタッフの方に「がんばれー!」と応援してしまいたくなる話だった。


僕等がいた #9


矢野ヤリ損ねたよ矢野!!


今までどおりのほんわかした雰囲気もいいんだけど、セックスするしないの矢野元晴(矢崎広)と高橋七美(ささきのぞみ)のやり取りにはドキドキさせられた・・・
さらに、愛撫→挿入(未遂)の流れを連想させることは全く描かないのがアニメでは普通。
見詰め合うふたりのカット(フェードアウト)→ベッドに横たわる(二人ヤリ終わった後描写)というのがよく見うけられるベタなカット割りだ。
それが今回は・・・愛撫(これは夢かしら)→(痛い!痛い!これ夢じゃない!)挿入(未遂だけど)という一連の流れが間接的に描写されており、こういうのをアニメでは初めて見たから、かなり衝撃をうけた。新しい。
地上波ではできないUHF局ならではの表現だったかもしれない。


この文章を読むと「品の無い糞アニメ」と感じるかもしれないけど全くいやらしさは無い。
ぼくは少女漫画をあまり読まないけど、そういういやらしさがないのも「少女アニメ」と評価できるポイントかもしれないな。
女性はどんなふうにこのアニメを見ているんだろ・・・女性の意見が聴きたいなぁ。