僕等がいた #2

うーむ、矢野かっこいいよ矢野(矢崎広)。
先週張られた伏線が今回きちんと消化されていた。テンポも非常にいいし、構図なども凝っていてシナリオとも相まって非常に良い効果を発揮している。高橋七美(ささきのぞみ)が告白するシーンもやけにアッサリしていたけど、妙にタメたりするよりはよっぽどリアリティーがあってよかったと思う。目線などの細かい演出もしっかりしている。


特筆すべきは屋上での動画と、少女漫画を意識したエフェクト。
髪の毛が靡いたり服がはためく動画は非常に良い出来で、作品全体のゆったりサラサラした雰囲気を象徴するような重要な役割を果たしている。
さらに面白いと思ったのが、少女漫画的「霧エフェクト(?)」。
少女漫画ってなんかコウふわーっとした「霧」みたいな奴がコマの中にあるよね?少年漫画にはない、あの正体不明な「ふわー」を画面の縁をぼかしたりだんだんと白くしたりして表現しようとしていたと思う。これは従来のアニメではあまりやられていない表現であるので、大変興味深い。


男と女では見ているものが違っているが故に、少年漫画、少女漫画、というカテゴリーが存在しているそうで、これは脳科学でも盛んに研究さている面白いテーマ。この「僕等がいた」が初の「少女アニメ」となるのか・・・女性の視聴者の意見が気になるところ。


作品全体としては大変良く調和がとれており面白い。これからも視聴決定。
矢崎広ささきのぞみも好演している。
オープニング曲の作曲は西川進、とあるんだけどこれは涼宮ハルヒの詰合のあの人なのかな・・・


うたわれるもの #13 血塗られた戦い / #14 戦禍

ひ さ び さ に見たな。
エルルゥ(柚木涼香)とハクオロ(小山力也 )との間のエピソードを入れてみたりと、まぁまぁまぁ、良好に推移している。
今回面白かったのが、#14のAパートの作画。
主要キャラはまだキャラデザに準拠しようとしていたんだけど、普通の兵の顔とかがメチャクチャで笑ってしまった。
しかし、これは単に作画が悪かったということではない。
逆にとても「動きが映える原画」だったのだ。その証拠に動画は今まで出1、2を争うほどバリバリ動いていたと思うしこのちょっと崩れた原画だからこそ、その動きがカッコよく見えたのだと思う。この絵コンテをきった人間には特殊な空間認識能力があるな。原画としては崩れているからこそ味があるしカッコイイ。うーん、深いな。


もしや、うつのみや理なのではと思ったが違ったよ・・・


ちょこッとSister #1 プレゼントは妹?

原作既読。原作はよく出来てると思う。


また、微妙なアニメが出てきたなぁ。
原作もこんな感じの出だしだったはずだけど、映像化するとイタいことこの上ない設定。
それはまぁifの世界を描く作品なのだから置いておくとしても、ちょこ(斎藤桃子)のパンチラを随所に入れてくるのはなんともゲンナリ。なんだか露骨すぎる。
5年前ならもてはやされたかもしれないけど・・・ちょっと時代錯誤な感じ。


原画は割りと綺麗に描けている。動画、音楽に関してはもうちょっとだけ頑張って欲しいところ。
構図などはいたって普通であり、演出も超普通。全体としては可もなく不可もない印象だった。
うーむ、まだ1話だからまだ良く分からないけど伝わってくるものは特に無かったかな・・・。
なんだか、作っている人のポイントが若干ずれているような気がしたし。あのヘンな光の玉みたいなのも絶対無いほうが良かった。


オープニングとエンディング曲も、これまた極めて微妙だ・・・
キャラクターの力はあると思うのでキャラ萌えの境地に行き着ければ面白いかも。そこまでいけるかな・・・。