星に願いを〜七畳間で生まれた410万の星

敬愛するプラネタリウム製作家の大平貴之の半生がドラマ化されるということで、楽しみにしていたのだが、正直微妙だった。大平さんの著作を読む限りそんなにオタクっぽい人ではなさそうだったので、堂本剛演じる大平さんのキャラクターがちょっとイメージと違った。確実におたくではあるだろうけど。


まぁそれはドラマ、フィクションなのだからどうでもよい。
しかしドラマとして見てみても、優香や藤木直人といった新キャラ(?)を増やしたことによって2時間という枠の中ではどうしても収まりきらなくなってしまった感があった。それぞれのキャラクターの掘り下げがなされておらず、特にぐっと来るシーンなどもなかった。
ディズニードラマスペシャルなので、曲は「星に願いを」をはじめとして良かったのだが、逆にシーンが曲に振り回されていたと思う。力のある曲を使うときには注意が必要だね。
肝心のプラネタリウムの星はだいぶきちんと撮れていて、そこは高評価。あれをキレイに撮るにはそれなりの技術が要するはず。演技は堂本剛をはじめとして割とよかったと思う。


というわけで、良作ともいえないし駄作ともいえない微妙な仕上がりだった。
本のほうが面白かったのでこっちの方がおすすめかも。



旧五島プラネタリウムで見たメガスターⅡは本当にきれいだった。星の光に奥行きを感じるほど。「宇宙からみた星空」をコンセプトにしていたことをこのドラマで初めて知った。さすが・・・


猫の恩返しは見なかった。まぁ普通におもしろいんだろうけど「宮崎アニメ」と比べちゃうとねぇ・・・ なんか on your mark も流れていたそうでそっちは見たかったなぁ・・・