ふたつのスピカ

liontamarin2005-05-19

らいたまさんはただで乗せてくれますか?
・・・・・・
・・・・・・
・・・ダメですか。そうですか。やっぱダメだよねぇ・・・


全然絵が動かないし、作画も下手な時が多いし、へんなライオンが出てくるし、金が無い雰囲気バリバリの作品ですが、話がなんだかやけに泣けます。
たまに22歳のキモオタがこの番組を見ながら号泣していたりします。


ところで日本のアニメの元祖といえば、ご存知「鉄腕アトム」。


テレビは1秒あたり30枚の画像を切り替えて映像として見せる仕組みをとっています。
ディズニーアニメはそれにのっとって製作されていました。
しかし、手塚治虫先生は、とにかくアニメがやりたくて、
テレビ局から安い、それは安い制作費をもらってアニメ製作をやっていました。
金も無い、時間も無い、人もいない、ナイナイ尽くしの環境。
30分×60秒×30枚=54000枚。1週間でこれをあげるのは不可能でした。


そこで手塚治虫先生が考えたのは
「3枚同じ絵でいいじゃないか!!それなら1秒10枚描くだけでいい!!」
というものでした。


ディズニーアニメと比べると、それはもうテレビ紙芝居・・・


ですが、手塚治虫先生は多少絵が滑らかに動かなくったって、
「ストーリーがしっかりしていれば子供達はついてきてくれる」
と信じていたのです。その結果はみなさんの知るとおり。
手塚治虫は日本アニメの父となりました。


ふたつのスピカは、そういう意味での古き良きアニメ製作の魂を引き継いでいる作品のように思えます。
これには原作の影響がやっぱり大きいはずです。
原作も読んでみようかなぁ。



終わり方はひどいらしいけど。どうなんですかね。