今敏監督亡くなる
http://mainichi.jp/select/today/news/20100826k0000m040005000c.html
中学生の時、パーフェクトブルーを歳を誤魔化して見ました。
そのときの衝撃といったら無かったですね。
気分が悪くなって夕飯が喰えなくなりましたから。
この作品を見なかったら、ちょっとだけ違う人間になっていたかもしれません。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/12/21
- メディア: DVD
- クリック: 150回
- この商品を含むブログ (145件) を見る
そして、その後に発表された千年女優も、とても大好きな作品です。
一つのことに対して真摯に向き合って追いかけていく格好良さみたいなものを、私はこの作品から感じるのです。
今敏監督の作品には魂がこもっています。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2003/02/25
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 689回
- この商品を含むブログ (244件) を見る
今敏監督は、虚構と現実を融合させる演出が本当に得意でした。
作家でいうと泉鏡花と相通じるものがあったと思います。
”彼のような”アニメ監督を私は他に知りません。
「今敏」という頑強なアイデンティティーを持った監督だったと思います。
他のアニメなんて気にせず、自分の得意なものを磨き上げていった人のように感じます。
自分の進むべき道をしっかり見据えていたというか。
本当はそんなことは無いのかもしれませんけど。
もう今敏の作品が見られないかと思うと、本当に残念でなりません。
「夢みる機械」も楽しみにしていたんですけどね・・・
製作途中で、ご本人も、さぞや無念でありましょう。
「夢みる機械」がどのような形でも世の中に発表されることを切に願いうばかりです。
心より、今敏監督のご冥福をお祈りいたします。