ミヨリの森

はてなブログの方々には概ね好評だったみたい。感想をみてもポジティブな意見が多かった。


・・・しかし、僕の感想としては全く面白くなくて大変残念。
こんなにすごい背景が描けるんだぞ!すごいだろう!と言っているとしか思えない。確かに背景はとんでもなく素晴らしかったが、背景が緻密に美しくなっていると同時にキャラクターが浮いていることこの上なかった。キャラクターの彩色は背景とは逆にかなりあまかったので、そのギャップがなんともいえない違和感を作品全体に漂わせていた。キャラクターの彩色があれならば全体の調和を考慮しあんなに緻密な背景を描くべきではなかった。監督の山本ニ三はバランス感覚を欠いている。キャラクターの表情も硬い。動きも硬い。特にキャラクターの芝居も微妙。効果音も変。脚本に関しては練った形跡も伺えたが、ダム問題を取り上げるにしても稚拙すぎたのではないだろうか。あれでは森の精霊が人間を恐喝してその計画を中止させたという結果しか見えてこず、「森を大事にしよう」とか「水を大事にしよう」とか視聴者の子供が自然と考えるとは、私には到底思えなかった。
声優がどうこうという以前のレベルで、背景以外どこをとっても稚拙さの残るアニメであると感じられた。正直何も伝わってこなかった。


山本ニ三は背景監督としては一流かもしれないが、今回に限って言えば全体の監督としては正直微妙だったと思う。
思ったとおりになってしまって大変残念だった。フジテレビも山本ニ三をいわゆる「ポスト宮崎駿」として期待していたのかもしれないけど残念でした。


ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 其の参 揺らぎ

素晴らしい出来。
正直前作を見たときにはひぐらしがこんなに面白い作品だとは分からなかった。最近になってこの作品の真髄を垣間見れているようで大変うれしい。「ゲーム」のプレイ形態を考えるとこのシナリオは正直すごいとしか言い様がないように思える。最近School daysといいパソコンゲーム原作のアニメが大変良作となっているなぁ。


今回の話に関しては、原画動画もクオリティーが高いこともさることながら、古手梨花田村ゆかりの心情の変化を表現する演出が大変素晴らしかった。また、ひぐらしの鳴く声などの効果音も大変効果的に使われていて好感が持てた。構図も見ていて飽きないもので吉。話もするっとうまく繋がっていて大変よい。
今回の話に関してはどこをとっても総じて素晴らしく、大変見ごたえのある内容だった。


らき☆すた #21 パンドラの箱

http://randomc.animeblogger.net/2007/08/26/lucky-star-21/

京都しかも京都アニメーションの近くに住むものとしてめちゃくちゃ面白い内容でした。
自分の見慣れた風景がアニメになるとなんだかやはり感動してしまうものですね。


地元在住者としてマニアックなポイントをあげれば、柊かがみ加藤英美里が告白と勘違いして待っていた場所は京都市役所前です。歴史を感じさせるなかなかお洒落な建物ですよね。目の前にホテルはないので「ホテルの前で待っています」というのは脚色でしょう。近くにいろいろホテルもありますが、総じて宿泊費が高めなので修学旅行に使うかと言われるとノーだと思います。


次の日(?)の泉こなた平野綾の行動を推測してみると京都市役所近辺のホテルから京阪電鉄三条駅に移動。そこから快速に乗って中書島へ。中書島から乗り換えて京都アニメーションのある木幡へやってきたと考えられます。(木幡と中書島には京都アニメーションの小さな看板があるので、探してみると面白いかもしれません)
京アニは本社とスタジオが少し離れていますが、こなたたちは最初にスタジオの前に行ったようです。木幡駅から出て西へ1分ほど歩くと京都アニメーションのスタジオがあります。「京都アニメーションスタジオ」とう小さな看板があるのですぐに分かると思います。ちなみにすぐ近くのショップ99はスタッフの方もよく使うらしく、買い物をしていると「店内で動画について熱く語っている方々」を見かけることがよくあります。とてもいい話をしています。
こなたたちは京アニ本社にも行っています。今度は京阪木幡駅から東へ7分ほど歩くと今度はJRの線路に出るのですが、そこを右に曲がってJR木幡駅につくとその向かいに京アニ本社があります。こんなにマニアックなアニメを作っているのに外装は本当に普通な感じです。銀色の「京都アニメーション」という小さな看板を見ないと分からないかもしれません。最近まで小さな美術館と銘打っていろいろモノも売っていたのですが、最近はそれもなくなってしまいました。


京都アニメーションはここ1、2年でおたくの間ではとても有名になりました。作品は絵柄も含めて我々おたくが喜ぶようなものが多いです。しかし、その本社・スタジオ・看板は驚くほど空気読んでいるものとなっており、普通の人が見ても全く意識しないようなものです。木幡に住んでいる人のほとんどはここにそんなに有名な会社があるとは全く知らないのでしょう。また、おたくの皆さんが聖地巡礼しに来て面白いものは残念ながら特に無いように思います(本当に建物があるだけです)。
もしそれでも来たい方がいましたら、近くに中学校もありますしモラルをもって十分いろんなことに留意していらしていただけると幸いです。


まー今までも来ていた人は多数いたわけですが。弟やエロゲータワーとか。
http://d.hatena.ne.jp/liontamarin/20050920



いやー「聖地について詳しく解説しちゃう人」についてになれて幸せでした。それでは