ゼロの使い魔 #8 タバサの秘密

うぬ、面白い。
話が2つ平行しているから今までもあった「ヒュルヒュルヒュルルー」っていうワイプの画面切り替えがコミカルに効果を発揮しているし、そのどちらもなかなか見ごたえがある仕上がり。
これで一気にタバサ(猪口有佳)のキャラクターも掘り下げられた。タバサからリアクションは無いけれど、ゆったりとずっと話し掛けているキュルケ(井上奈々子)という演出は二人の関係を如実に表していて、地味だけど非常に好感が持てた。
さらに、ルイズ(釘宮理恵)サイドもベタだけど面白いことになっていて、これからはルイズのデレが面白そう。これこそがこのアニメの売りにするポイントであるので、それをどのようにして描くのかお手並み拝見。


こういう話は作画がオモシロいと情緒もなにもあったものではないんだが、その最低限のレベルをきちんと維持して美しい原画となっており大変良い。さらにシエスタ堀江由衣)が湯上りに服を身につける描写にはこだわりを感じた。やはりこのアニメには「人間が服を身につける動きをちゃんと描いてみよう」という作画的なコンセプトがあるように感じられる。