N・H・Kにようこそ! #2 クリエイターへようこそ!

あらあら、オープニングは今回はじめて見けどオシャレに良く出来てるな。
色使いといいカメラワークといい、なかなかグッド。曲の「パズル」のPVにもそのままなりそうな勢い。
しかし、スタッフテロップの入れ方はイケてないなぁ。
スタッフの名前を入れた人間は映像を作った人間とは違うのでは。
フォントは絶対違うものにしたほうが良かったし、色に関しても画面全体に馴染む同系統にしたほうがすっきり見えたかな・・・。


本編の方はというと、コミカルに描かれていると同時に隣のアニオタ野郎山崎( 阪口大助)も参戦で元気が出てきた感じ(ひきこもりの話だから元気になっちゃダメ?)。まぁまぁってところだろうか。
作画に関しては可もなく不可もなく、ちゃんと出来ている。演出もまぁまぁ。
サブタイトルが最後に出てくるのは少年エースの方の漫画と同じみたい。なにか意図があるのだろうか・・・良く分からない。
今のところ、エンディング以外いたって普通の「まぁまぁ面白い」アニメといった印象。


パズル

パズル



僕等がいた #3

まずはダメ出しから。
全体として原画のレベルがこれまでより低い。特に1カット、重要な場面で下手だった。高橋七美(ささきのぞみ)に対する矢野元晴(矢崎広)の心境の変化を表す非常に重要な場面であったので大変残念。さらに、カットが不連続に繋がっている箇所が2箇所ほどあり、これはおそらく演出ではなくミスであるはずなので反省を要する点では・・・


・・・と書いてみたものの全体としては非常に素晴らしい出来。
いい脚本だなぁ。シナリオもほんとオシャレ。竹内君いい奴だなぁ。写メのオチも良かった。
原作もこんなにすごいのかねぇ・・・特にBパートの矢野の回想シーンにはホロっときちゃったよ。


要するに矢野と元カノの思い出話な訳だけど、出会いから彼女が亡くなるまでの要点がしっかりとまとまっていて、しかもシーンとしても大変美しく描けていた。今まではずっと七美視点で物語が進行していたが、このBパートでは矢野視点となり、矢野への感情移入もすんなり出来たように思う(オレが男だからか?)。もー切なさ爆発。エンディングの曲が心に染みたよ・・・
これからの展開を考えれば、ここで矢野というキャラクターを掘り下げておく必要があったのだろう。


ささきのぞみは演技力があるなぁ・・・さらには矢野の元カノ(奈々)のゆりんの演技もグッド。
さいしょ、ささきのぞみ一人二役なのかと思ったけどどうも違うようで・・・おなじような声質の方を持ってきたのは演出なのだろうか・・・いずれにしろ、アニメアニメしていなくて作品と良くマッチしており大変良い。よく見つけてきたな大地丙太郎は。


最初のダメ出しも、全体として非常に素晴らしい回だったから気になってしまった・・・。素晴らしいものを作りあげるのはとても大変だが、ちょっとしたことですぐに壊れてしまう。
今のところ大変良好に推移している作品なので、そのような回がこれから出来てしまうことの無いよう切に祈る。
できるだけたくさんの人に見て欲しい作品。