『Kanon』京都アニメーションでTVアニメ製作決定

http://www.animate.tv/nf/detail.php?id=0000000534 (アニメイトTVWebより)


Anime■TVアニメーションKanon
2006年秋 BS‐iにて放送予定

<キャスト>
月宮あゆ堀江由衣
水瀬名雪國府田マリ子
川澄 舞:田村ゆかり
美坂 栞:佐藤朱
沢渡真琴飯塚雅弓

<スタッフ>
原作:Key/ビジュアルアーツ
監督:石原立也
シリーズ構成・脚本:志茂文彦
キャラクター原案:桶上いたる
キャラクターデザイン/総作画監督池田和美
音楽:折戸伸治麻枝准OdiakeS
音楽制作:Key
オープニングテーマ「Last regrets」/彩菜
エンディングテーマ「風の辿り着く場所」/彩菜
アニメーション制作:京都アニメーション


まじかぁ、再アニメ化ですか!
Kanonはゲームもやったことないし東映アニメーションが製作したアニメも見た時ないですが、ゲームの方はすごく人気あるもんねぇ。いわゆる「泣きゲー」の元祖って位置づけなのかな、AIRとともに。


東映アニメの方は友達がアゴアゴ言って萎えてたのを思い出します。それを見て、原作ありのアニメ作品製作の難しさとを学んだものでした。
しかし、京都アニメーションによって見事にAIRは映像化され好評を得ています。
まぁ京アニがすごいって話ですね。


東映アニメーション製作版のKanonキーワードリンクをたどって見たら笑いました。

京アニ作り直せ! とよく言われてしまう哀れな作品だが、「悪く言えば」原作をとにかく忠実に再現しただけのアニメ版AIRとは違い、五人のヒロインの交わるようで交わりにくいシナリオを一本道になんとかしてまとめている、ある意味アニメらしい(表現媒体が違えば内容もいろいろと変わるものなので、それはある程度仕方のないという精神)作品。


まさか、本当に京アニで再アニメ化されるとは・・・長く生きているとこんなこともあるのですねぇ。



★この発表で感じたすごいポイント★

まず、再アニメ化というのがすごい。

再アニメ化される作品というのは本当に少ないものです。
されるとしても国民的認知度がある大御所アニメがほとんど。
ゲームKanonという作品がどれだけすごいか分かるような気がします。
しかも、Kanonって発売されてから何年たってるわけ?

主題歌が原作から変わってないのがすごい。

AIRでもそうでしたが、主題歌が原作と同じです。
近年、アニメ主題歌をメジャーアーティストが歌うことが多くなりました。
それに伴いレコード会社の存在がアニメ製作の中で大きくなり、主題歌=楽曲宣伝の場、という図式が整いつつあります。そういうわけで、最近はアニメ主題歌もコロコロと変わるのが普通です。
これが良いことがどうかは別にして「主題歌ってなんだろう?」とアニメおたくのみならず、小さな子供たちも感じているのではないでしょうか?


そういう意味で今回もAIR同様、原作の主題歌をそのまま使用するというその心意気には熱くなるものがあります。I’veも喜んでいるのでは。
これがまたアニメ版AIR同様の成功を収めることが出来れば、その図式にも一石を投じることができるかもしれません。

声優を東映製作からそのまま引き継いでいるのがすごい

こちらも主題歌と同様、声優事務所関係の大人の事情という奴なのでしょうか(僕は何故かは良く知りませんが)、ドラマCDとアニメでは配役が違うのなんて当たり前の時代です。
それなのに同じ声優・・・しかも他の会社が配役した声優です。それをそのまま持ってくるなんてある意味凄すぎます。
今までのファンのことを大事に考えているんだなぁとこちらも熱くなるものがあるわけです。小西寛子はやっぱりダメだったみたいですが。

石原立也がすごい

・・・と信じたいわけです。春からは涼宮ハルヒの憂鬱を放送そして秋からKanonとなると、ハルヒが1クールだったとしてもかなりのハードスケジュール。
この人は原作をきちんと理解し、それを丁寧に映像に投影できる能力の持ち主だと感じています。さらに演出力も印象的です。
スケジュールがきついとこの「理解」「丁寧さ」が失われてしまうのではないかと心配です。


今年度は京都アニメーション勝負の年になることでしょう。
一年後京アニの評価がどのようになっているのでしょうか・・・


この流れで行くとデスノートが二年後に京アニでアニメ化・・・