交響詩篇エウレカセブン #23 ディファレンシア

「ヴォダラク」(宗教)というものを中心に話が展開されていた。


今回の話は現実にも実際起こっていることで、9.11のテロを起こしたのはアルカイダ=そいつらはみんなコワイ人・・・高じて、少なからず、イスラム教=コワいものという風に感じてしまっている自分がいる・・・。
そんなカテゴリーにくくっている人たちにも、たくさんの人達がいてカテゴリー化することなんてなんの意味もない、ってこともわかっているはずなのに・・・


話本編としてはテロなんて起こしていないヴォダラクの人達、テロを起こしたヴォダラクを憎んでいる人達、その狭間にいる医療関係者、レイチャールズ夫妻、なんもわかってないレントン、ヴォダラクの力によって救われたエウレカ、様々な人たちが描かれていた。
それぞれの立場を通して思春期物としてすごくいい話になっていたと思う。現実にだって解決できない深い問題だ。



しかし、機動戦艦ナデシコにしても、鋼の錬金術師にしても、いいアニメは人の命の重みをきちんと描いているもの。両作品とも一人亡くなったことを全編を通して引きずっている。


今回ヴォダラクの子が「意思のないモノ扱い」されていたような気がしてしまったので、その子のことを忘れることなく、これからレントンには成長していって欲しいけど・・来週予告ではもうレントン笑顔になってたし、全体としてもコミカルな話になりそうなので不安。


レントン、君があの子を殺したんだからね・・・ と言ってやりたいっす。
こういうことを描くのならもうちょっと鬱展開希望。


エウレカはどんどん可愛くなってきていいんだけどさ。
そういえば、名塚佳織の演技も変わったよな。確実に前よりかわいくしてる。
エウレカはサナギから孵って、要するに「かわいく」なったのか?