機動警察パトレイバーOVA #1 第2小隊出動せよ!

ローゼンメイデンの後番組にパトレイバーってなんでなの?
渋いよ超渋いよ毎日放送・・・この放送局は未だに何考えてるかよくわからん・・・ゲームなの?


何年前の作品なんだコレ?15年前?
作画は大昔なんで糞だ。それは当然のことなんだ。アルフォンスの線がどんなに崩れていてもそれは当然のことなんだ。I・Gタツノコって時代だよ。


でも話が面白いんだなコレが。演出もいい。キャラクターの個性を紹介するワンカットワンカットが嬉しい。レイヤーを動かして見ている人を飽きさせないようにしている気づかいも嬉しい。千葉繁がその演技力をいかんなく発揮しているのも嬉しい。


監督は押井守。この作品で力をつけた人だ。現在のの巨匠と呼ばれる人がどんなことをやっていたのか、古典としてそれをじっくりと堪能させてもらうことにしよう。やっぱりアニメ・ゲームで最も大事なのは作画じゃない。演出と脚本なんだ。それさえしっかりしていれば「面白い」んだ! そんなことを改めて感じさせてくれる第一話だった。
来週からも期待したい。個人的に後藤隊長、大好きだ・・・


しかし、パトレイバーって本当に原作も含めてすごい作品だよな。現代はパトレイバーの世界から置いていかれてしまった。唯一、現代が勝っているものは「携帯電話の普及」である。


The Soul Taker〜魂狩〜 #1 悪魔の紋章 篇

4年前の作品。
しかし、今見ても作画は超絶にすごいし、構図もおもしろいし、声優の使い方もうまいし、色使いも本当にセンスのいい素晴らしい第一話。
コゼットの肖像特別編も見たが、新房昭之という人はまだ「アニメというメディア形態で何ができるのか」を探している途中なんだと思う。ぱにぽにだっしゅ!も確実に実写では表現不可能な演出を心がけているし、この人はまだ「アニメで何ができるのか」わかっていないんだ。まだ探しているんだなぁ。この人こそ永遠に自分に満足しないで、ひとつのところに留まらないで、旅していけるのかもしれない。


さて、本編に関しては今回は申し分ない。実験的フィルムとしてはもちろん、おたく向きのアニメとしても十分成功している。話としては難解であるが、勘のいい人は一度見れば話の流れがわかるであろう。関俊彦が非常に輝いていた。JAM Projectの曲もカッコイイ。その他細かいところで舌を巻く演出、仕掛けが満載だ。


色の数を絞って色塗りを楽にし、その分動画をがんばっちゃっている「考えている」作品だと思われた。これからも非常に楽しみである。
小麦ちゃんはここから旅立っていったんだなぁ。