弟が

レポートを送ってくれました。
楽しそうでなによりですな。兄ちゃん助かるぜよ


6月18日に開かれた「BSアニメ夜話」公開収録行ってきましたっ!

初の公開収録がなぜか山形。山形に生まれてよかったと思ったのはこれが二度目ぐらいです。ビバNHK! 受信料も払うってもんです!


題目は「未来少年コナン」。宮崎駿の初監督作品らしいです。スタッフも今やアニメ界の大御所ばかりというすごい作品。(例によって僕は三話目までを二回ずつぐらいしか見たことがない不敬者です。すみませんすみませんすみません)


ゲストは江川達也(マンガ家) 松村邦洋(タレント) 大塚康生(「未来少年コナン作画監督)。


神様がいましたよ。大塚康生様が。


岡田斗司夫が今日は神様が来てくれましたと言ってましたが同意です。この人が日本のアニメ界を引っ張ってきたのかーという風格バッチリです(といっても仕事一筋の宮崎駿に対して遊び人の大塚康生なのでかなり親しみやすい感じでした)。


収録はリズムよくぽんぽん進み、松村は笑いとってたし、江川さん(東京大学物語の作者)もラナ描いてましたよ。少なくとも鋼錬の時のパクロミみたいな人はいなかったので安心です。


大まかな内容は宮崎駿が邪心を抱くとラナは女になる!とか、各人の好きなシーン紹介とか、氷川さんのよくわかる解説とか、大塚氏の作画講座とかです。なかでも大塚氏の描く椅子から立ち上がる人の作画なんて絶対他では見れません。ディズニーがよだれを垂らして教わりたがるようなプロの技が目の前で、ですよ。いいもん見させてもらいました。


ただ一つ難を挙げるとすれば、一時間番組の収録が二時間。アレが確実に半分削られちゃうわけですか・・・なんてモッタイナイ。あそこまでいくと放送時間がどうこうより放送価値の問題だと思うのですが。


ともあれ話は熱く進み、クリエーターの偉大さを肌で感じるには十分でした。僕も小説家になるための時間稼ぎにわざわざ大学に入ったことを思い出そうというものです。収録後には岡田斗司夫さんと握手はできませんでしたが、お疲れ様と言い合えるというスペシャルハッピーが。で、やっぱ宮崎駿は本当にすごいなーと回想する帰り道に、一緒に行った友達から2ちゃんねるで「ここには十万人の宮崎駿がいます」というスレがあるという誤情報を植えつけられ的外れに憤慨したのがこの話のオチなのでした(正しくは「ここには十万人の宮崎勤がいます!」)。

放送は27日23時からなのでお楽しみに。


放送外のネタとしては富良野由悠季は夫婦仲がいい。宮崎駿は絶対一番女好き、じゃないとあんなヒロインは描けない。大塚康生虫プロの某アニメのOP原画をしているのは借りた車で大塚氏が四輪ドリフトして全損、謝りに行ったら弁償の代わりに描かされたなどがありました(うろ覚えなので注意)。


はい、ありがとうございました〜