昨日は受け入れ先の韓国人ポスドクの方とシカゴ観光に行きました。
ポスドクの方が韓国人の友人も呼んでくれて、私含めて男3人、女の子4人で色々回ったわけです。
あー、こういう男女構成で街で遊ぶのって大学のサークルにいた時以来だな・・・


みなさん、とても気を使ってくれて、私に英語でイロイロ話かけてくれて大変嬉しかったです。ホント楽しい時間を過ごすことが出来ました。感謝感謝。


忘れないように言われた事をメモメモ。
・サンキュー佐藤(オリンピックネタ)
・F4知ってるか?(花より男子ネタ)
セーラームーン知ってるか?(まんま)
スラムダンク知ってるか?(まんま)
のだめカンタービレ知ってるか?(あぁもちろんだよ)
・主演の女優の子かわいいよね!(女優はかわいい。そりゃ韓国でもアメリカでもおなじだろう)
蒼井優は韓国で今すげー人気あるよ(そ、そうなんだフーン)
豊臣秀吉は悪い奴(歴史問題、そりゃそうだよな)
安室奈美恵は知ってるか?(もちろん知ってますよ)
・韓国で知っている歌手はいるか?(全然知りませんでしたゴメンナサイ)
・韓国では友人になると、食事のときにお互い遠慮なくおかずを取り合う(自分の買った物をみんな何も言わずに取っていくので、最初ちょっと驚きました)
・韓国人も漢字がなんとなく読める。(でも、わかんない人もいるみたいだね)


面白かったのは、親日家の女の子が一人いて、その子にウェディングピーチ知ってるか?と聞かれた事です。私はアニメおたくですので名前は知っていましたが、見たことはないです。結構マニアックな作品のはずなのでビックリ。
「私は名前だけは知っている。しかし、ほとんどの日本人は知らないであろう」と答えておきました。なんか喜んでいいのか、知らないふりをすればいいのか、スゲー変な汗を書きました。


あと、さらに印象的だったのは、お昼にシカゴピザを食いながら、その子に突然「ちょっと前に友達と映画を見た。女の子が時間をなんども戻るラブロマンスで、とても感動した。知っているか?英語のタイトルを忘れてしまった」と聞かれた事です。
「一応訊くが、アニメか?」
「そうだ」
「男が二人、女の子が一人出てきて、キャッチボールをしていなかったか?」
「?出てきた。しかし、ベースボールをしていた」
「?キャッチボールという英語はあるか?」
「キャッチボールというのがわからない。知らない」
「キャッチボールは英語ではないのかもしれない。ともあれ、そのアニメ映画は知っている。日本でも比較的有名になりつつある。英語名は確か『the girl who leapt through the time』だったと思う」
「おー、確かにそれっぽい、適切なタイトルのように思う。宮崎駿の作品か?」
「違う。細田守という人が監督だ。日本では近々『サマーウォーズ』という新しい作品を発表する。アメリカでもそのうちやるだろうから、楽しみに待っとけ」
「そうなのか。てっきり宮崎駿かと思った。少し絵が違うと思っていたが、そういうことだったのか。わかった。楽しみにしている」
「絵が違うというのはキャラクターの造詣が違うという意味か?キャラクターの造形についてはキャラクターデザインの人が決定するので、それは監督には寄らない。時をかける少女のキャラクターデザインの人は細田守ではない。よって、彼が宮崎駿作品に携わることになれば、あなたには見分けがつかないだろう」
「確かにそうかもしれない。しかし、全体的な作品の印象も違った」
「それは、顕著に監督の影響だ。全体の印象の違いで、誰が監督をしているかわかるだろう」
「なるほど。確かにそうだろう」


気づくと二人の世界になってましたが、結構深い話をしたような気がします。正直ほんと驚きました。英語で韓国人と時をかける少女の話が出来るなんて、とっても幸せなことだと思いました。オタクで良かった。
あと、有森裕子風に自分で自分を褒めてあげたいのは、時をかける少女の英語タイトルを私が正確に知っていたことです。はっきり言って、これを把握している日本人と、時かけを見たアメリカ在住の韓国人が出会うのは、かなりのミラクルのような気がします。


その後、みんなで彼女のウチに遊びに行ったら、シカゴの高層ビルの38階のお部屋に住んでおりまして、一人暮らしでございまして、そのマンションの二階には大きなプールがありまして、聞けばお父さんはタンカー持っているそうなんです。それで彼女はシカゴ美術館関係の学生さんです。

「お前みたいなキャラクターを日本のアニメや漫画でたまに見かける」って言ったらそれはそれは喜んでいらっしゃいました。あれは褒め言葉になっていたのだろうか。


昨日のおたく的まとめ。
キャッチボールは英語ではないみたいだ。
タンカーを持っている家の人を初めて見た。


以上です。


おたく的な面以外でも、ほんとに楽しい経験が昨日は出来ました。みなさん、ほんとに優しく親切でホントにホントに良かったです。みなさん、本当にありがとうございました!