シゴフミ #10 デアイ

今回初登場のこれといって特徴の無いキャラクター。
しかし、30分の中にそいつのこれまでの人生の「文脈」がきちんと綴られていてグッと来た。

「人は何のために仕事をするのか」ありきたりのテーマではあるものの、その描写にはとてもリアリティーがあり説得力がある。話の展開も無駄がなくぎゅっと詰まっていた。
ラストでも、亡くなる人がいるからこそフミカの目覚めも際立って感じられた。色彩的にも生と死を髣髴とさせる白と黒が印象的に用いられていて二重丸。シリーズ中でも意味のあるエピソードに昇華されていたと思う。
これはかなりハイレベルな話だった。ビックリ。
携わった人は自信持っていいと思う。矢吹勉って人がスゴイのか?
矢島晶子もそりゃすごいけどさ・・・