救急車を呼ぶ時

すっかり彼女ネタばっかりになってしまった当ブログ。
いかがおすごしでしょうか?



彼女が風邪でダウンし、かなり長引いていて衰弱も激しいので、ついに救急車を呼ぼうかという話になりました。
全身筋肉痛もひどいらしく、ネットで調べたインフルエンザの症状とばっちり合っていました。さらに深夜にまたかなりしんどくなってしまいました。
そう、救急車にお世話になる時は突然くるものです。


救急車を呼ぶメリットは、休日などでも病院に行ける、待ち時間なしで最優先で処置してもらえるなどがあげられるかと思います。今回は緊急には違いないのですが、病人も意識がハッキリしており、なんとか立てる状況でした。


まず、彼女は風邪で声があまり出ない状況だったので、僕が119番しました。やはり一瞬、110番とどっちだっけと分からなくなります。きゅうきゅうだから119と小学生のように念仏を唱えながら電話しました。ワンコールで出ました。
まず、「救急です」と言いました。消防車に来てもらっても仕方ありません。
「名前は?」と聞かれます。彼女の名前を言えない人はいません。「住所は?」・・・あーそうか、俺知らないや。彼女の家にいたので知りません。これは気が付いて然るべきでした。
仕方なく彼女に代わってむりやり声を出して喋ってもらいました。当たり前ですが、住所を言わなければ救急車は来ない・・・
何かやりとりをしたあと、彼女は電話を切ろうとしたので、「なにか準備するものはないか」と聞いてもらいました。
「特にない」といわれました・・・うそつき。保険証がいるでしょう。友達が言ってたもん。


他にいるものはと考えて、一応自分と彼女の携帯、財布、カギを用意しました。
結果からみるとこれプラス保険証で問題なかったです。財布の中には奇跡的に2万あったので大丈夫だろうと考えました。さらに彼女のカギはもし緊急入院などになった場合、着替えなどを届けるために必要だと考えました。


ほどなく救急車到着。ピーポーピーポーうるさいのがやってきて、家の前で止まるので、すぐわかります。
風邪などで病人が外にいるのが大変な状況だったので、明らかに来たことが分かってから外にでました。これはこれでいいシステムだなぁと感じました。めっちゃみんなに見られるけど。
病人のいる部屋が二階以上で病人がなんとか歩ける状況の時には、自分達で部屋のカギをかけてマンションの出口まででるのが一番面倒くさくなくていいようでした。今回もそうしました。


マンションの玄関で担架に乗せられる彼女。
あー本当に救急車に乗るのか。
「付き添いです」というと、病人の名前とか生年月日とかを記入する紙を渡されて車の中へ。
やはり名前(漢字)と生年月日はきちんと覚えておくべきですね。良かった良かった、ちゃんと書けました。


救急車のヒトは専用携帯みたいな奴で病院に片っ端から電話をかけて、受け入れ先を聞いていました。なるほど。
病人は心拍数やら血圧やらを担架の上で計測されていました。
症状については、事前に彼女から聞いていたので、僕から話しました。病人がしゃべるのはかなりしんどそうです。


当たり前ですが、救急車は信号無視してかまいません。他の車も避けていきます。
イケイケゴーゴー!!と不謹慎なことを考えながら乗っていました。


病院に着いてしばらく経つと、救急車のヒトは去っていきました。「どうもお世話になりました」とお礼をいいました。
お医者さんは「保険証はありますか?」と尋ねてきました。やっぱり。得意げにサクっと出してあげる僕。その後「症状はどんなものですか?」と聞いてきました。さっき救急車のヒトに説明したのに〜と思いながらまた最初から説明しました。やはり、病人は身近な人に一度きちんと症状を説明するのが、一番しんどくない選択でしょう。それでそいつに何度も説明させる、コレに限ります。因みにこの後さらに違う医者に再度説明しました。


一通り説明が終わると、「外に出ていてください」と不機嫌そうな看護婦さんに言われたので大人しく診療室の外にでました。夜の病院を散策してみたい気もしましたが、何かある可能性もあるので言われたとおり大人しくしておりました。


彼女が診療室から出てきました。点滴をうちましょうと言う話になりました。インフルエンザ検査は15分ほどでできるらしく、その結果陰性だったそうです。もしインフルエンザに感染して筋肉痛まで出ている段階ならば、検査では確実に陽性がでるだろう、と思っていたので一安心。罹患初期には感染していても陰性にでてもおかしくなさそう、という僕の勝手なイメージ。


ただの酷い風邪か。よかったよかった。インフルエンザだったら自分もヤバイとこだったワホーイ。


てな感じで、点滴をうつ部屋にうつされる彼女。車椅子です。
点滴の中身はミネラルとマルトース(糖分)みたいでした。点滴の落ちるスピードはここで制御できるのかナルホド、などと考えながら、彼女と「インフルエンザじゃなくて良かったね〜」「インフルじゃなくてもシンドイから良くないよ」などとどうてもよいトークをしながら50分。点滴も無くなりました。お医者さんは「入院は必要ないのではないか」という見解だったため帰ることに。自分も「救急車を呼ぶかどうかの瀬戸際レベル」の症状だと思っていたため同意しました。


窓口の方に行って抗生物質や整腸剤を処方してもらいました。
会計、4000円でした。まー仕方ないよね。というか、さすが保険!


帰りはタクシーを呼んでもらって家まで帰りましたとさ。おしまい。



想像していたより全く緊張感のない救急車経験でした。
結論としては、インフルエンザではないこともハッキリして精神衛生上もすっきりしたし、点滴をうつと病人の症状がかなり違うようなので救急車を呼んで本当に良かったです。これが休日でなかったら自分で行くか迷ったところでしたが、やはり、待ち時間なしで最優先で処置してもらえるのは病人にとってはかなりありがたいようです。救急車が来た瞬間はかなりはずかしいですがね・・・


  まとめとしては救急車に乗るとき、カギ、財布、携帯、保険証、症状を飽きずに何度でも喋ってくれる付き添い、の5点があれば問題ないということですね。
  救急車の方ならびに病院の方には大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。


僕の救急車体験。
高校・・・サッカー中に友達が全身痙攣してピーポー車
大学2年・・・サークルの友達が芋煮会中に急性アルコール中毒でピーポー車
大学3年・・・バイト先の職員のお姉さんが打ち上げで急性アルコール中毒でピーポー車
うーん、はたして僕はいつ患者として乗るのだろうか・・・