ARIA The ANIMATION #12 その やわらかな願いは…

うーん、オレ好みの脚本だ。
高校の時これとほんとにそっくりのラジオドラマを制作したときあったなぁ。オレは主人公が過去にさかのぼって母親の若いころと出逢う話を書いたんだけど、これもきっと同じだったんだろうなぁ。


猫は「時間的感覚が欠如している動物」という説があるらしく、この手のSF話には良くある内容。ゆえに、異世界へ通じるトンネル(今回は橋だけど)、ARIAによく登場する猫、時間の流れを暗喩する川の存在と、雰囲気をだす要素を十分に吟味出来ていたと思う。


更に特筆すべきなのは音楽を最初から最後までうまく使えたということ。
オープニングの、ウンディーネ牧野由依)とRainbow(ROUND TABLE feat.Nino)も別バージョンで今回の話が特別であることを表していたし、劇中歌も効果的に使って今までの回想シーンが非常に重みのあるものになっていた。同じ回想シーンをやるにしてもいい曲とちょっとしたエフェクトでここまでキレイなものになるとは。種死がいかにヘタだったのか分かってしまう・・・
こういう話見ると、ほんと「水」大事にしよう!って気持ちになるよ。水が潤沢にあるからこそ気温は安定し地球は穏やかな環境になってるんだねぇ。
ヘタな教育ビデオを見せられるより、よっぽど深く考えさせられた・・・


次は最終回。このまま、ほんわかARIAらしい終わり方希望!



灼眼のシャナ #12 ゆりかごに花は咲いて

ついに吉田さん@川澄綾子がシャナ@釘宮理恵に宣戦布告。
原作読んでないんで、とくにこの流れと脚本は普通だと思う。破綻の無いように最低限のところで取捨選択して進めている印象。
このアニメは「王道ヒロイン吉田さん」vs「流行ツンデレシャナ」という図式を楽しめるという意味で乙だなぁ。どのようにしてツンデレが王道ヒロインを陥落させていくのか見ものだわ。


作画は安定。作画も悪くないんだけど、塗色がすごくキレイ。やはり上と下が黒で切れてるとキレイに見えるのかなぁ。田村ゆかりはほんと芸達者だよねぇ。



交響詩篇エウレカセブン #36 ファンタジア

以前このブログでも「エウレカの顔が元に戻らない件について」考察したけど、そういうことだったのか。今回の話をやるために戻さなかったんだなぁ。


というのは言い過ぎだけど、キャラデザを変更することによって以前のエウレカと今のエウレカを対比するとともに、「レントンに好かれたい、キレイになりたい」と考えるようになったエウレカの心情を表現するなんて一石二鳥というかうまく考えたもんだ。
でも、これから徐々に元に戻っていく可能性はあるな。最後までベジータ状態はないよなぁきっと。


作画は珍しくヤバめ。まーエウレカのおもしろ化粧顔とか頑張って描いても仕方ないんだから、制作体力面から言えばいい判断だったといえるだろう。うんうん、緩急をつけてていいんじゃないかな。ちゃんとした時にちゃんと描いてくれれば文句ないっすよ。