BLOOD+ #3 はじまりの場所

正直ガッカリの出来。
よかったところといえばオープニングの小夜がかわいく描けていた点しかない…


まず、キャラの芝居がおかしすぎるよな。大好きなお父さんが化け物にやられちまったってのに、なんで小夜はあんなに冷静なんでしょう?個人的にはもっと泣き叫ぶなり、震えるなり、それなりの表現をして欲しかったなぁ。それにガススタにいたカイの友達が笑えたよ。「ブンヤ」とか「豆腐の角に頭ぶつけたんじゃねーの?」とか今どきの若者がそんなこと言うか?誰が台詞書いてるのかしらないけど、センスが古すぎるんじゃないのかなぁ… あまりの違和感に話しに集中できなくなっちゃったよ。



それに致命傷なのが、よくわからんデヴィッドって人のせいで大好きな「家族」と分かれなきゃいけない小夜の葛藤が特に描かれていなかった点。
小夜にとって「家族」ってそんなものなのかな?まぁ家族やりだして一年なわけだしこんなもんか?とスタッフは視聴者に思わせたいのか!?
この話うまく描ければ「家族の絆」を視聴者に訴えることができたと思うんだけど、明らかにこれは失敗してるよなぁ…


ジョージが「妻と子供を事故で亡くして死ぬほど辛かったけど、眠っているおまえの鼓動が俺に生きろと訴えかけてきたんだ!」と言っていたけど、映像でも音でもその感情の動きを表現しているものがないので、全く説得力がない。見事なまでに薄っぺらい…もっと、きちんと時間をかけて丁寧に描いくことができてはじめて重みのでる台詞だったんだろう。ジョージの前の家族への想いもそんなもんなの?って感じ。



導入部分をさっさと終わらせて、はやく「セーラー服と日本刀」のアクションに行きたいのかも知れないけど、この程度の演出で「家族」というテーマを描こうとしているなら、絶対に失敗する・・・
その名のとおり赤字覚悟だよ・・・+にはならないよ・・・


Production I.Gブランドの終わりを連想させるような話になってしまったかも。
大丈夫かなぁこれから・・・期待してたのになぁ・・・