鴨川をどり

liontamarin2005-05-21

なるものを見に行ってきました。
本当は教授が家族と行くはずだったらしいのですが、用事が出来てしまったらしく、チケットをマスター1年生3人(らいたま、大阪、フィリピン)にくれたのです。
河原町まで3人で京阪電車に揺られて向かいました。


会場の先斗町歌舞練場に着くと、そこには既にものすごい人が。
土日の京都河原町というのは、すっげー混んでいます。山形駅前の通常の3000倍くらい混んでいます。そういうものらしいです。


全部で2部構成になっており、前半は「ものぐさ太郎」という演目の歌舞伎みたいなものをやっていました。なんていうか「the京都」という感じでなかなかオツ。
日本文化の基本は「静・つまり止め」にある、と岡田斗司夫先生は説いていましたが、動きに関してはまさにそうだと感心。
をどりの静と動がはっきりしていて、「小さな動きから大きな動きへ・・・そして・・・キメるところは必ず止め!! そこで観客は拍手!!」という一連の流れが構築されていました。


話自体としても、笑いを誘う部分、盛り上がる部分などがきちんと整理されていて、古典のうまさというものを充分堪能できました。
また、実際に見てみて気づいたのですが、をどりの曲がただの「音楽」という役割だけにとどまらず、役者の動きに合わせ、それを際立たせる「効果音」という役割も担っていました。


効果音として主に働いていたのは打楽器とか笛とか。
効果音が曲の中にあらかじめ含まれているというのは、アニメのOPやEDにもまれにあることですが、映像と一緒に使われることが最初からわかっている楽曲では、なかなか面白いコンセプトなのかもしれないなぁとぼんやり考えてました。


後半はひたすら舞妓さんが踊っていました。
大阪「え〜なぁ〜、京都って感じやなぁ〜」
フィリピン「マイコさんキレイですネェー、芸者フジヤマ、ワンダホー!!!」
と、みんなでなかなか楽しめた土曜日でした。